既にVolumioやMoOdeなどMPDをお使いの方は、「yaMPCチュートリアル」からご覧ください。
コンポーネントステレオをお使いでMPDに詳しくない方は「ラズパイオーディオ入門」からご覧ください。
MPD用 Linuxディストリビューションの代表格である Volumioのインストール方法は「Volumioのインストール」をご覧ください。
Linuxのコマンドに詳しく、UbuntuやRaspberry Pi OSにMPDをインストールされたい方は「MPDのインストール」をご覧ください。
スマホとイヤホンとBluetoothスピーカーだけで音楽をお聴きの方は下記からご覧ください。
ステップ1:スピーカー
スマホとイヤホンとBluetoothスピーカーよりも良い音を目指す場合、いちばん影響が大きいのがスピーカーです。プレイヤーやアンプを変えたとき、音が変わるのに気づく人と気づかない人がいます。でもスピーカーはそれぞれ、あまりにも出る音が物理的に異なるため、誰でも違いに気づきます。例えば同じ曲で、手持ちのBluetoothスピーカーの音と、オーディオショップの展示品スピーカーの音を聴き比べてください。どちらが良い・悪いの前に、違うはずです。Bluetoothスピーカーでは聞こえなかった音が、展示品スピーカーでは聴こえるかもしれません。え?CDにこんな音が入っていたの?
好みも人によって千差万別です。音がクリアでそれぞれの楽器の位置がはっきりわかるの(高解像度)を好む人、高音・中音・低音どの音域もよく聞こえるの(フラットな周波数特性)を好む人、ボーカルがきれいに聴こえれば良い人など、まちまちです。また、それらの特性はスピーカーを置く部屋とセッティングも大きく影響します。原音の再現性より「耳に心地よい音」や「聴き疲れしない音」を求める人もいます。そうなると何が良い音か?は人によって違います。ですので聴き比べて自分の好みのスピーカーを探す必要があります。
しかし最初から「自分の好みの音」なんてわからないのが普通です。その場合、まずは エントリークラス(入門用)からミッドレンジ以上(中上級用)のスピーカーまで作っているメーカー(例えばB&W、DALI、KEF、ELAC、JBL)のエントリー機種をひとつの基準として買ってみるのも手です。その音を基準にしてオーディオショップで試聴しながら何年もかけて自分の好みの音を探して行ってください。左上の写真は ELAC Debut Reference DBR-62 というELACのエントリークラスのスピーカーです。DBR-62は比較的大きなスピーカーですので、置く場所の関係でもっと小さいものが欲しい方も多いでしょう。その場合は机の上にも乗る、ウーファーの口径が13cm程度のスピーカーが手軽でお勧めです。またセッティングによって音が大きく影響を受けますので、スピーカー付属のマニュアルをよく読んで設置してください。
ステップ2:アンプ
アンプもデノン、マランツ、CAMBRIDGE AUDIO、ヤマハといったエントリークラスからミッドレンジ以上のアンプまで作っているメーカーのエントリー機から始めるのが良いでしょう。ミッドレンジ以上だと各社独自の色付けをして特徴がありますが、エントリー機はどれを買っても大きな違いはありません。これらのメーカーの製品はエントリー機とはいえ、ノイズや歪みが少なく安心できます。
しかし操作性は大きく違いますので、できれば買う前にお店で比較して好みのものを買ってください。特にリモコンでのボリュームコントロール、本体のダイヤル(あるいはボタン)での入力ソース選択の操作性とインジケータの見やすさは機種によって大きく違います。
上の写真はヤマハのプリメインアンプ A-S301 です。もっと小さいアンプが欲しい場合は、ティアック、デノン、ヤマハなどから小型のデジタルアンプが販売されています。中国製の小型デジタルアンプにも高性能なものがあります。しかし電源が別売のものが多く、電源の選択が難しいので、初心者は避けた方がよいでしょう。
ステップ3:プレイヤー
半世紀も前からコンポーネントステレオの3大コンポーネントは、プレイヤー、アンプ、スピーカーでした。これは今も変わっていません。かつてはプレイヤーといえばLPレコードを再生できるレコードプレイヤーで、今はCDプレイヤーかネットワークプレイヤーが主流です。しかし、ここではラズパイ(Raspberry-Pi)をプレイヤーに使う例を紹介したいと思います。「ラズパイオーディオ入門」に進んでください。