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yaMPC 1.7/ 最終更新日 2023.09.30
yaMPC : MPD(Music Player Daemon)用リモコン・アプリ
yaMPCは、MPD(Music Player Daemon)用のiOSクライアント・アプリ(またはリモコン・アプリ)。目標は素早く聴きたいアルバムや曲を探し快適に再生できること。そのために(深い階層のメニューではなく)タブとボタンで素早く画面・機能を選べ、様々な条件でアルバムと曲を検索して再生できる。ぜひお試しください。
おもな特長 :
- 複数のMPD Serverを登録、コントロール
- アルバムカバーアートブラウズ、キューの編集・管理・再生操作
- 様々なブラウジング (Folder/Genre/Artist/Composer/Playlists)
- タイトル、アーティストなどによる曲目検索機能
エディションと価格
ベーシック版 - 無料!
複数のMPDサーバーを登録し、切り替えてコントロール可能
・MPDサーバー接続情報の登録と切り替え
・MPDとHTTP Serverへの接続確認ボタン、VolumioとMoOdeはカバーアートURLの自動設定
・MPDの設定とyaMPCのオプション設定
アルバム一覧をアルバムのタイトルまたはアーティストで絞り込み、アルバム内の曲を再生
・再生リスト(Queue)をタップで指定の曲を再生、再生リストを編集・クリア、再生リストからプレイリスト作成
・再生/停止、次の曲、前の曲、リピート、シャッフル、スライドバーで早送り/巻き戻し、ボリューム
・アルバム一覧表示。アルバムタイトル、または、アルバムアーティストで絞り込み
・タップで指定したアルバム内の曲を一覧表示し、再生リストに追加・再生の指示。
フル機能版 - 有料:$2.99 *アプリ内課金
ベーシック版の基本機能に加えて、各種条件でアルバムと曲の検索と絞り込みとプレイリストの管理ができます。
Browseタブ:ジャンル、アーティスト、作曲家、プレイリスト、フォルダを一覧表示、絞り込みによりアルバムと曲を閲覧
Searchタブ:曲、アーティスト、任意のタグ(Tag)を用いて検索
*2023年8月時点で$2.99は日本円で400円になります。
詳細は yaMPC オンランマニュアルを参照ください。
yaMPC 1.5 デモ動画 [ iPad UI ]
よくある質問
Q1: iPhoneのミュージックアプリとできることは同じに見えますが、何が違うんですか?
iPhoneのミュージックアプリはApple MusicとiPhone内の音楽ライブラリをiPhoneで再生するアプリです。一方でyaMPCはMPD(Music Player Daemon)をコントロールするアプリです。yaMPC自体では音楽を再生できませんが、MPDはハイレゾ音源を含む多くの音楽フォーマットに対応しています。またMPDはPCでもMacでもラズパイ(Raspberry Pi)でも動きますので、iPhoneと違って好みのDAC(Digital-to-analog converter)を通じて高音質な再生が可能です。
Q2: SpotifyやAmazon Musicに対して、MPDのメリットは何ですか?
SpotifyやAmazon Musicのような音楽ストリーミングサービスと違い、MPDは主に自宅のNASやUSBメモリ上に置いたローカルの音楽ファイルを再生します。(主に...と書いたのはHTTPストリームのインターネットラジも再生できるからです。)音楽ストリーミングサービスでほとんどの曲が聴けるのに、音楽ファイルを持つ理由は、音楽ストリーミングサービスでは見つからないけどCDは手に入る、インターネット接続が不安定でも安定して高音質で聴ける、好きな曲は所有したい、など人によって様々です。多くのストリーミングサービスには曲のダウンロード機能がありますが、地下鉄の駅間などまったくモバイル回線が繋がらない場所では、アカウント認証ができず再生できないこともあります。私自身は、友人の紹介、ネットや雑誌の記事で知った曲をSpotifyで聞き、何度も聞くほど気に入れば、CDか音楽ファイルを買ってyaMPCとMPDで聴きます。CDはFLACとAACにリッピングします。
Q3: 市販のネットワークプレーヤーでできる事と何が違いますか?
できる事はほぼ同じですが「オープン」であることが違います。MPDをLinuxというオープンなシステム上で動かせば、MPD以外の機能も自分で追加できます。例えばOpenHome、Roon endpoint、Spotify Connect、AirPlay、Radikoです。MPDのネットワーク・プロトコルもオープンですから、yaMPC以外にも多くのMPDクライアントがあります。yaMPCが気に入らなければ、他のMPDクライアントやWeb UIを使えます。ネットワークプレーヤーの場合は、サービスが対応していなければ自分で勝手に追加することはできませんし、コントロールするにはそのメーカーのアプリを使う必要があります。もう一点、MPDはラズパイ(Raspberry Pi)という名刺サイズのコンピューターでも十分動きますから、ネットワークプレイヤーより小型で安価です。ですから居間、台所、寝室など部屋ごとに置いて楽しむことができます。yaMPCは複数のMPDを登録して、切り替えてコントロールできます。
Q4: でも設定がめんどくさいでしょう?
はい、面倒です。そういうこと、つまり「ラズパイとDACでプレイヤーを組み立てたり、MPDを設定したり...」が嫌いなら、市販のCDプレイヤーかネットワークプレーヤーを買ったほうが良いでしょう。オープン・オーディオは趣味ですので、嫌いなら無理にやることはないです。ご興味があれば、設定方法に関しては下記を参考にしてください。
Q5: Androidに対応していますか? iPadには対応していますか?
yaMPCはiOSアプリです。Androidには対応していません。yaMPC 1.3からはiPad用に最適化したUIをサポートしています。Slide OverとSplit Viewにも対応しています。yaMPC 1.7からはApple Silicon Macにも対応しています。
Q6: VolumioにもMoOdeにもWeb UIがありますが、なぜyaMPCが必要なのですか?
Web UIとyaMPCは補完的なものと思います。条件によってはyaMPCの方がWeb UIより操作レスポンスが良い場合があります。個人的にはiPad/Macではあまり違いがありませんが、iPhoneの小さい画面ではyaMPCの方が使いやすいと思います。まずは無償機能で比較してみて下さい。次にyaMPCは複数のMPDを同じUIで切り替えて使えるというメリットがあります。例えば寝室にRaspberry-Pi Zero Wを使った小さなプレイヤーを置きたい場合、Web UIの軽い、あるいはWeb UIの無い軽量ディストリビューションを使いたいかもしれません。居間にはVolumio + Raspberry-Pi 4Bを設置した場合、両方をyaMPCで同じUIで切り替えて使えるメリットがあります。